福祉のミカタ

介護、福祉職の味方になり、見方を広げます。

【社会福祉士国家試験まであと16日】社会福祉士の私が心に刻んできた言葉

知識や技術も大事だけど、ソーシャルワーカーとして本質的なところを忘れないで


これまでたくさんの研修に参加しました。

認知症の方の支援、成年後見制度、身寄りなし、医療との連携、アンガーマネジメント、相続・遺言、生活保護....

特に地域包括支援センターに転職してから5年間で100以上は研修に参加していると思います。

研修を終え、「これが大事だ」「このことに取り組もう」と気合が入ります。でも次の研修で新たな発見があると、そちらに興味が移ります

無我夢中で研修に参加していましたが、研修後中途半端に取り組んでは止め、「いったい自分は何をやりたいんだろう」と方向性を見失っていました。

そんな時に言われた一言が

知識や技術も大事だけど、ソーシャルワーカーとして本質的なところを忘れないで

でした。

私が参加していた研修の多くは「手法」でした。
課題を解決するためのありとあらゆる「知識・技術」を学ぶ研修が多かったように感じます。

研修を終え、職場で試してみて、もちろんうまくいくこともありますが、そうでないこともあります。
今思えば当然です。だって相手は機械ではなく「人」なんですから。手法をあてはめたとしても全員がその通りになるはずがありません。でも当時の私は専門職なのだから知識をもっとつけなければと、とにかくがむしゃらに研修に参加していました。

ソーシャルワーカー社会福祉士として本質的なところ、つまり「価値」をおろそかにしてしまうと、それこそ土台が不安定な所に家を建てても崩れてしまうように、いずれ枯れてしまったり壊れてしまいます。価値という根っこを丁寧に育てていかなければいけないと痛感させられた言葉でした。

自分の専門性の成長のためにも、そして何より目の前のクライエントのためにも。

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