福祉のミカタ

介護、福祉職の味方になり、見方を広げます。

介護職は誰でも出来る?【結論:門戸は広いが続けるために学びが必須】


こんにちは みつです😌

介護職として働いている方、家族や友人に自信をもって「介護職やっているよ」と言えますか?

私は正直言えない時期がありました。「一応相談員も兼務だから」と付け足し、変なプライドで強がっていた時期がありました。

そもそも相談員と言ったところで、世間一般からみれば「福祉=介護」です。


介護職と言った時の周りの反応はほぼ決まって「へー大変だね(私はやらないけど)偉いね」でした。
(  )内は私の偏見かもしれませんが...表情をみればおおよそ合っていると思います😂


私は大学を卒業後4年ほど介護の仕事をしていました。
現在は介護の仕事こそしていないものの、福祉の仕事を続けています。きっと生涯福祉の仕事は続けていくと思います。


今、介護の仕事について思うことは、介護職は確かに門戸が広いですが、優れたスキルや価値観を持っている職員はいて、その方はめちゃくちゃかっこいいということ。そして、その域まで達するのは非常に難しいということ。

つまり、門戸は広いですが、ある程度以上いくためには
専門職としての学びが必須になってくる=誰でも出来る仕事ではなくなります


私自身の意見としては
結論:介護の仕事は門戸は広いが続けるためには学びが必須


今回は介護職として働いているけど、自分の職業に自信が持てない方に向けて
☑世間から介護職は誰でも出来ると言われる理由
☑まとめとして自信を持つための方法についてお伝えします

介護職は誰でもできると言われる理由

門戸が広い

学歴不問無資格未経験okこのような求人をみたことはありませんか?

多くの介護施設は人材が不足しており、常に求人が出されているところも多くあります。


専門性が見えづらい

特に病院での勤務だと意識しやすいかもしれませんが、医師や薬剤師、看護師をはじめ、リハビリ職や臨床検査技師、臨床工学技士などの医療スタッフの多くは、その資格がなければ勤めることができない仕事です。

一方で介護福祉士は国家資格ですが、介護の仕事は介護福祉士でなくても勤めることが出来ます


ちなみに私は社会福祉士の資格を持っており、病院で医療ソーシャルワーカーとして働いた経験があります。

医療ソーシャルワーカー社会福祉士を持ってなくとも働けます。

周囲の医療スタッフと比べ「自分の専門性っていったい..」と悲観していた時期もあります💧

社会の偏見

「介護職は誰にでも出来る=誰にでも出来る簡単な仕事」

このように世間から思われているのではないでしょうか。

日本ではずっと介護は家族が行うものという風潮がありましたのでなおさらですね。

ただ、「誰にでもできる簡単な仕事でしょ?」と言われた場合

介護職経験がある方の多くの答えは「No」だと思います。

イメージだけで判断し、介護職としての経験がない社会の偏見

介護職は誰にでもできる簡単な仕事という風潮をつくりだしているのではないでしょうか。

その理由を事項でお伝えします。

未経験で介護職として働いた場合どのようなことをするのか

そもそも未経験で介護職として働いたら何からするのでしょうか。

私の経験を踏まえお伝えすると
最初は

  • 利用者とのコミュニケーション
  • 名前と顔を一致させる
  • 洗い物
  • 整髪
  • 掃除
  • シーツ交換

くらいでした。

しばらくすると
先輩職員と一緒に排泄、入浴、食事、いわゆる3大介助を含めた介護業務を始めました。

多分世間のイメージ的にはこれらの介護業務が強いのではないでしょうか


しかし実際にはこのほかにも送迎、毎日のレクリエーション、行事、委員会、ベッドコントロールなど業務は多岐にわたります。

必要なスキルとしては単に介護の技術だけではなく

  • コミュニケーション力
  • プレゼン力
  • 傾聴力
  • 体調変化など違和感の気づき
  • 自立支援に向けたアセスメント力、提案力
  • 職員間が円滑にチームとして動けるような調整力

等が求められてきます。

本当に誰にでもできる簡単な仕事でしょうか?
これが私が感じる「介護の仕事は門戸は広いが続けるためには学びが必須」である理由です。

まとめ:介護職として自信を持つための方法

周りと比較するのではなく自分にとってかけがえのない経験をする

これかなと思います。


多分この記事を読んでいる方は
☑介護職は看護師と違って資格がなくても働けるし、立場も弱い

☑友人や家族や合コンで、自信をもって介護してますなんて恥ずかしくて言えない

☑そもそも自分にも自信がない

このような方なのではないでしょうか。

介護はやりがいのある仕事、尊い仕事です。これは間違いないです。

でもそんなことを記事で読んでも納得しないですよね。

だから自分自身が経験するしかないと思います。

かけがえのない経験をするにはある程度続けて、学ぶ必要があります。

自信をつけるために資格を取得することも1つだと思います。


そして学ぶ中で気づくかもしれません。自信なんて一生つかないかもと。

なぜなら介護職の仕事は「生身の人間」を対象としているからです。

この方には良かったけど、この方には合わなかったなんてことはざらです。

正解が何なのか、わからなくなります。

そして、本当に良かったのかわからないまま、亡くなってしまうこともあります。

考え続ける仕事です。

自信などつかないまま続いていく仕事かもしれません。

やりがいなんていう言葉はあまり好きではありませんが

正解がわからないからこそ考え続ける

ことが私にとっての面白みであり、やりがいです。


今の仕事に自信を持てずにいる方にとって、何か参考になればうれしいです😊

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