【社会福祉士国家試験まであと14日】社会福祉士の私が心に刻んできた言葉
優先順位をつけて思考を止めるな
厳しくも優しい先輩でした。
私は当時、ショートステイの生活相談員と介護職員を兼務していました。
その日は主に介護の仕事をしていました。先輩の相談員は不在でした。
たしか半日の間の出来事だったと思いますが、新規利用の依頼連絡が立て続けにありました。
私は「確認します」と、今思えば簡単に返事をし、また介護業務に戻っていました。
夕方、依頼のあったケアマネさん数人から「どうですか?本人、家族が困っているんです。利用できないですか?」と連絡がありました。
私は「確認します」と言ったことをすっかり「忘れて」いました。
ただ振り返ってみると「忘れた」背景には
- 「人手が足りないから現場は抜けられない(現場の職員に怒られたら嫌だな)」
- 「先輩が出勤してきたら相談しよう」
- 「そんなに急ぎじゃなさそうだからまだ確認しなくてもいいかな」
このような自分の感情や思い込みもあり、優先順位がつけられず、意図的に忘れたんだろうと思います。
ショートステイを利用できないことで困るのはもちろんケアマネさんもですが、何より本人、家族が最も困っています。それは私の感情や思い込み、優先順位が立てられず引き起こしてしまった結果です。
その先輩からさらに
できることはすぐやる
このように教えていただきました。
今何をすべきなのか、何を優先すべきなのか、何を後回しにすべきなのか、周りの状況や自分の感情も確かめながら、社会福祉士、ソーシャルワーカーとして、クライエントにとって最善の利益に努めていきたいと思った一件でした。
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