【社会福祉士国家試験まであと4日】社会福祉士の私が心に刻んできた言葉
人から良いところをマネして自分なりにアレンジしていく。
それがあなたにとっての「あなたらしさ」に繋がるよ。
大学を卒業し医療ソーシャルワーカーとして配属された相談室には当時私を含めて9名のワーカーがいました。
最初の1か月くらいは毎日誰かの後について回っていました。面談やカンファレンスにも同席させてもらいました。
何と言いますか、多分皆さん目指すゴールは同じなんですが、アプローチ方法は全然違うと感じました。
言葉かけ一つ、面談の組み立て方や事前準備、面談中の相談者との距離感やスタンス等アプローチの仕方が、本当に一人ひとり違うと思いました。
ただ、クライエントやご家族が納得して次に進むというゴールは共通していました。
私はどんな社会福祉士になりたいんだろう、自分らしくありたいとは思うけど、そもそも自分って何なのかよくわからないし、毎日失敗ばかりだし...
そんな時に頂いた言葉が
人から良いところをマネして自分なりにアレンジしていく。それがあなたにとっての「あなたらしさ」に繋がるよ。
でした。
自分らしさは自分の内面から生まれてくるものだと思っていました。
失敗ばかりで自信を完全に失っていた当時の私は、自分の内面から「らしさ」を考えるほど、心の余裕は残っていませんでした。
そしてできない自分にばかり目が行き、周りを見ることができていなかったと思います。
でもこの言葉がきっかけで「良いところを盗んでやろう」と先輩ワーカーの行動に目が行くようになったのを覚えています。
それから10年。職場は変わりましたが、今でも周りで「良いな」と思ったらそれを吸収しようと努めています。
その積み重ねが糧になって、自分なりの「らしさ」ができてきたのかもしれません。
特に私はそうでしたが、社会福祉士の資格をとっても実践では歯が立たず、周囲と比べて出来ないことに落ち込み、自分らしさって何だろうと悩む場合があるかもしれません。
「あなたらしさ」はあなたが感じる周囲の「良さ」をマネすることから始まります。
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