福祉のミカタ

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社会福祉士の将来性「ある」と思う5つの理由

こんにちは みつです😊



社会福祉士って将来もなくならないのかな?」
「興味はあるけど続いていく職業なのか不安...」


こういった疑問にお答えしたいと思います!

未来のことは誰にもわかりませんが、予想することは出来ます。



私としては、結論、将来性は「ある」と感じています。

その理由5つをお伝えします。


理由1 就労分野が幅広い

このグラフをご覧ください 

令和2年度社会福祉士就労状況調査実施結果報告書 n=77,576

高齢分野が全体の4割を占めていますが、その他にも障害、医療、地域、児童・母子、行政など多岐にわたって社会福祉士が働いている状況があります。

幅広い分野で社会福祉士が求められていることがわかると思います。



理由2 高齢者数・高齢者比率が高くなっている

ご存じの方も多いと思いますが、日本は世界一高齢化率が高い国です。

参考:令和4年度版高齢社会白書「高齢化の現状と将来像」

日本の高齢化率は推計によると2065年まで右肩上がりで上がり続けています。

令和3年で28,9%の高齢化率は2065年には38,4%まで上がる推計です。

国民の3人に1人は65歳以上の高齢者となる見込みですね。

高齢者自体の人数も当面増えていく見込みです。

そのため高齢分野で働く社会福祉士も当然需要が高まっていくと考えられますね。



理由3 日本の目指す方向性にソーシャルワーカーが求められているから

今後国が目指すべき方向性について内閣総理大臣を本部長として会議が行われています。

そこにソーシャルワーカーの必要性、確保に向けた取組を進めるべきという文言が残されています。


以下そのまま引用します。

ソーシャルワーカー等の確保・育成
相談支援が包括的かつ個別的に行われるためには、一人ひとりの課題や支援ニーズを的確に評価・分析した上で、地元の関係機関と密接に連携しつつ、適切な支援につなぐコーディネーターとしての役割を果たすソーシャルワーカーの存在が欠かせない。今後、社会福祉法人NPO 等の職員も含め、ソーシャルワーカーの確保に向けた取組を進めるべきである。

令和4年12月16日全世代型社会保障構築会議P24


国は地域共生社会の実現を目指しており、そのためにソーシャルワーカーの確保・育成が必要と考えています。


地域共生社会とは

高齢者福祉、障害福祉、児童福祉、生活困窮者支援などの制度・分野の枠や、「支える側」、「支えられる側」という従来の関係を超えて、人と人、人と社会がつながり、一人ひとりが生きがいや役割を持ち、助け合いながら暮らせる包摂的な社会


社会福祉士ソーシャルワーク専門職であり、ソーシャルワーカーと呼ばれています。

つまり社会福祉士の必要性がますます高まっていると言えるでしょう。



理由4 AIで代替されがたいから

AIの進化によってなくなってしまう職業があるというのは、皆さんご存じかもしれません。

2030年には49%が人工知能(AI)等で代替可能とされています。

AIでの代替は難しい傾向にあるのが他者との協調や、他者の理解、説得、ネゴシエーション、サービス志向性が求められる職業という結果でした。

これらはまさに社会福祉士が担う内容だと思います。

つまり社会福祉士はAIに代替されがたいということです。


参考:野村総合研究所「日本の労働人口の 49%が人工知能やロボット等で代替可能に」




理由5 平均年収が高くなっているから

令和2年度社会福祉士就労状況調査実施報告書によれば

平成27年度の平均年収は377万円

令和元年の平均年収は403万円と26万円多くなってます。




最後に


いかかでしたでしょうか?

社会福祉士はこれからの社会にますます必要とされています。
生きていく中で思いがけない事は誰にでも起こりえます。
障害、病気、貧困...そして、これまでは家族や近所の人で助け合って乗り越えてきたこともありますが、地域の希薄化がすすみ、家族構成も変化してきています。


「助けて」と言えず苦しんでいる当事者がいます。


社会福祉士は生きづらさを抱える本人の幸せのために働く、とてもかっこいい職業であると私は思います。


この記事を読んで社会福祉士に少しでも興味を持っていただけたら幸いです😊


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